どうやって日常にSDGsを取り入れる?
SDGs(サスティナブル デベロプメント ゴールズ)
ぼんやりとしたイメージしかなかったので、、、
落合陽一さんの本を読んでみました。
SDGsはご存知の通り、持続可能な世界の実現のために定められた世界共通の目標。
「持続可能な世界」とは、
今現在生活している私達の要求を満たし、かつ、将来の世代が必要とする資産を損なうことのない社会。
貧困、飢餓といった人間の生存権に関わる問題と並行して不平等や自然環境といった問題が17のゴールと具体的な数値目標で設定されています。
その中でも
環境問題は分かりやすく、すぐに個人で行動できる問題
落合さんの本、過去に出会った人の言葉をもとに、考えてみました。
日本は自然が豊かな国であり、
八百万の神、自然のありとあらゆるところに神様がいるという信仰があります。だからこそ自然が大切だという感覚が日本人にはあります。
山や森が豊かであれば、、
そこに流れる川には有機物が栄養素としていっぱい含まれています。その水はいつか海に流れ着き海も豊かにする。
生き物全てが
自然の恵みをいただくことで生き、
人間は資源を活用することで日々の活動を可能にしています。
しかしながら、
- 私達が作る工業製品は、生産、運送、分解(リサイクルする時も)の各段階で莫大なエネルギーを必要とし二酸化炭素を排出します。
- 自然が分解できないプラスチックやプルトニウムは地球に蓄積され続け、土をダメにします
- 温暖化による気温の上昇によって100年後、多くの種の絶滅が予想されています。日本の古来からある生物が無くなってしまえば自然と深く関わりのある伝統文化はその形を失います。また、熱帯性の病気などが蔓延するもしれません。
- 海洋プラスチックは、海の生き物達の体に溜まるだけでなく、海洋深層水に混ざり、海の恵みを頂く私達の身体にも蓄積されています。
- 戦時中の木材の調達で伐採された森はもともと多種多様な広葉樹林でしたが、その後、成長が早いからという理由で杉の木が植えられました。多様な生態系を失った代わりに花粉のアレルギーの人が増えています。
結局、
自然のサイクルは
分解できないものは人間に押し戻している(・_・;
言葉をかえると、
人間都合の活動は、全て私達の生存に不都合なものとして帰ってくる。
そして、
私達が今行う行動は、必ず後の世代に影響する。
そろそろ本気で
「自分事」として考えないと、、、。
18ページにこう書いてました
もともと長い歴史の中で自然とサスティナブルな様式を獲得していった日本ですが(式年遷宮や修繕による侘び寂びを愛でる文化などがよい例でしょう)、明治維新や戦後以降、工業化の最中で半ば流される形で自由主義に舵を切った現代の日本には、目先の利益.生活.自分の得などを必要以上に重視するきらいがあるように私は感じます。
お手入れさえすれば何年でも使える漆塗りの食器は代々受け継がれ、
ものが壊れたら金継ぎをして再利用したり、
自然素材のものをまとい、汚れても染め直して着る
ものに対する愛着が生まれ
大量生産大量消費のサイクルから抜け出し
良いものを大切に長く
正しく美しい循環へ
昔と同じにすることは難しいけど、
日常見直すこと、出来ること沢山ありますね。
さらに
太陽光などで自家発電ができて、
井戸からお水がひけて、
食べる物を育てて、
自転車や、太陽光で充電でできる電気自動車で移動する。。。
そうなると
社会が与えるインフラに多くを依存しなくても良い生活が可能になります。
生活するために必要なコストが大きく減るため
働く理由が変わります。
生活するために大切なものを犠牲にして働くのではなく、喜びのために仕事するようになれば、、、
さらに
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